3月度Vege懐石〔春の ほのぼの膳〕
1. 黒豆入り玄米ご飯
玄米ともち米で、黒豆の甘さが、もっちりした美味しい
ご飯になります。
2. 里芋の すり流し 生姜風味
旬が同じ組み合わせは(ネギ、里芋)などは、相性が良いので
素材を活かすだけで美味しいです。
長ネギでやさしい甘みを引き出した すり流しです。
生姜の照り煮がインパクトあります。
3. 春野菜の ごま和え
生姜とゴマだけで春野菜が美味しく、飽きない味で
いただけます。
4. そばの実の 揚げ物
そばの実は特に「ルチン」や良質な蛋白質を含み、なめらかで
消化の良い食材です。
雑炊やピラフなどに使われます。蒸煮して野菜を加えて揚げ物
にしました。そばの実のプチプチしたもっちり感が美味しいです。
5. 磯あらめの 煮物
昆布の仲間でしっかりした歯ごたえがある「あらめ」を使った
煮物。砂糖、みりんを使わずに、材料を重ねて煮るだけで、
滋味な甘味をを引き出します。
6. 焼麩の ゆかりあん
おわんの型をした麸があれば、こんなメニューもカンタンで
温まります。
7. バニラ風味の 豆乳寒ベリーソース
食物繊維タップリの寒天を使った、のどごしのよい豆乳寒です。
イチゴをメープルシロップで火を通した、
サラッとしたソースが爽やかです。
☆ 03月度Vege懐石の食材より
〔えごま〕
シソ科で ゴマ科の“ごま”とは全く違う
別名 : じゅうねん、 あびらえ。
えごまから採る油は、えごま油。しそ油の名称で市販されている。
料理ではごま同様に利用する。
主成分は脂質。特に必須脂肪酸の αーリノレン酸が多い。
〔黒豆〕
大豆の種皮の色によって、黒大豆、黄大豆、青大豆に分けられる。
アントシアニンの色素は、解毒作用が有る。
ぶどう豆は黒大豆を柔らかく茹で上げて、蜜をたっぷり吸わせて
仕上げたもの。ふっくらとふくらんだ姿が、まるで ぶどう
のようなのでこの名がついた。
大豆は畑の肉と呼ばれ、アミノ酸組成が、動物性タンパク質に近い。
・ 成分としては、イソフラボン(ポリフェノール)は、女性ホルモンと
よく似ているので、植物性女性ホルモンと呼ばれて、女性の
更年期や、骨粗しょう症 の予防に効果が認められています。
・ 大豆の サポニン には、毒性がなく、肝臓機能障害の改善、
脂肪の酸化防止、肥満の予防等に効果があります。
・ 熟していない大豆が、“枝豆”。
日光を当てなずに栽培したのが、“もやし”。
〔そばの 実〕
生育期間が短く、痩せた土地でもよく育つ。飢饉に備えた作物。
夏に白い花が咲き、秋に三角すい型の実をつける。
栄養成分は、毛細血管を強くしたり、血圧降下作用のある
ルチン(ビタミンPの一種)が豊富である。
〔あらめ(荒布)〕
コンブ科、ワカメより肉質が厚く、荒々しい感じがするので、
この名がついた。
日本各地で古くから食用された。
塩干し、煮干し、塩抜き、刻みあらめ などある。
一般的に蒸したものを圧搾機にかけて水分を絞り、かんなで
削った刻みあらめが多い。
水溶性食物繊維の アルギニン が多い。旬は、4~6月