12月度Vege懐石
〔新春を迎える おせち料理〕 2013・11・03
日常使っている食材を、現代人の味覚や食のスタイルに合わせた
「おせち料理」は、いかがでしょうか。
【1】 杏 きんとん
“きんとん”を漢字で書くと「金団」。豊かさを象徴する金を
黄色のさつま芋で。艶よく練り上げ、杏を加えたフルーティなきんとん。
【2】 花 豆
“マメ”に働けますようにという願掛け。ふっくらつやつやに煮上がります。
【3】 ごぼうの バルサミコ酢
“バルサミコ酢”のコクと甘み、酸味をきかせた
“変わりきんぴら”ごぼうがパリパリで、とても美味。
【4】 ゆず 釜蒸し
まるごと柚子の贅沢な蒸し物。さっぱりとした柚子の香りが素材に
染み込んで、からだ温まる一品です。
【5】 高野豆腐の 田楽
フライパンで焼いて味噌でいただくカンタンなデザート感覚の“田楽”。
高タンパク質でヘルシー素材の“高野豆腐”は魅力的な食材。
【6】 エリンギの 酒粕漬け
エリンギを酒粕味噌につけて輪切りにすると、まるで貝柱 !
酒粕は残ったらきのこの出し入りで、温まる“粕汁”になります。
【7】 かぶの 押し寿司
“大根“で応用してもいいですね。かぶの“千枚漬け”などの利用も美味。
【8】 お 雑煮(白味噌仕立て)関西風
“かぶ”と“丸餅”と“白味噌”でいただく。関西風のお雑煮は、
やさしい、ほっとする味わいです。
◇12月度Vege懐石の 食 材 より
〔高野 豆腐〕
保存性が高く消化の良さが素晴らしい。大豆食材の中でも
随一の高栄養価。高タンパク、ビタミン Eや ビタミン K、カルシウム、
亜鉛、食物繊維といった現代人が不足しがちで、なおかつ
骨を丈夫にする栄養素がたっぷりです。
更にダイオキシンの排出効果や解毒の臓器である肝臓への
ダイオキシン蓄積抑制効果も有り、まさに妊娠準備中、授乳中の
デトックス期間に最適です。コレステロール抑制作用も注目されています。
ダイエット中にも強い味方ですね。
〔酒 かす〕
清酒もろみを搾った“清酒かす”とみりんもろみを搾った
“みりんかす”があります。
清酒かすは、甘酒、かす汁、漬物 に使用。
みりんかすは一種のお茶菓子代わりや奈良漬の甘みをつけるのに
用いられる。
☆:酒かすの美人の秘密ということで
・ダイエット効果 :
でんぷんの分解を抑制し、肥満防止に役立つ
(レジスタントプロティン)
腸まで届いて、余分な脂肪を吸着、体外に出してくれます。
・美肌効果
保湿効果や、シミ、ソバカスを抑制してくれる。
(チロシナーゼインヒビター)
・老化防止
活性酸素を消去する抗酸化作用 あります。
(スフィンゴ脂質)
肌の老化を防ぐ働きをすると言われています。
〔バルサミコ酢〕
バルサミコ酢(バルサミコす)は果実酒の一種。原料がブドウの
濃縮果汁であることと、長期にわたる樽熟成が特徴である。
イタリアの特産で、アチェート・バルサミコ(Aceto Balsamico)や
短縮してバルサミコとも呼ばれる。なお、イタリア語でAcetoは
「酢」 Balsamico は「芳香がある」という意味。
味付けや香り付け、隠し味に使われる。ほかの食酢にはない
甘味があるため、デザートの味付けやトッピングに
使われることもある。