1月度 Vege懐石
〔玄米粥の プレート〕 2013・12・07
【1】 麦と干し椎茸の 玄米粥
歯ごたえのある押し麦を加えて、お粥に仕立てて
一日のエネルギーを、チャージしましょう。
【2】 ゆり根と海草の おすまし
ゆり根は冬が旬。ホクホクして、ほろ辛いのが食味の特徴。
サッと蒸し煮して、椀だねに しました。
【3】 青菜の みぞれ和え
大根おろしを加熱して冷まして、野菜と和えると、
大根臭さがなくて、とても食べやすい おひたしになります。
【4】 かき和えなます
8種類以上の材料を下ゆでして、薄い甘酢と白ねりごまで
合えたもの。
キャベツ、もやし、れんこん、こんにゃく、きゅうり、
針生姜、焼き麩、菊、かぶ、椎茸の甘煮 など
法事など精進料理には欠かせない料理。
【5】 茶巾豆腐の あんかけ
枝豆や人参、きくらげ入りの豆腐に、葛でとろみをつけた
あんをかけて、ひと手間かけた一品は、おもてなしに ピッタリ。
枝豆の代わりに銀杏も いいですね。
【6】 車麩のベニエ 大根柔らか煮
柔らかくほっくりと煮えた大根と、車麩の揚げ物がジューシーで、
玉ねぎのソースをつけて食べると、なんともおいしい !
【7】 白菜と人参の 甘酒辛子漬け
甘いマリネ液の新鮮な味覚が、洋辛子でアクセントに。
かぶ、大根、れんこん、きゅうり、カリフラワーなども OK
【8】 りんご 羹(かん)
透明感のあるきれいなピンク色は、りんごの皮だけで出した自然色。
冷やして、型抜きで、デザートに添えてみましょう。
◇ 1 月度Vege懐石の 食 材 より
〔全粒穀物〕
美しく健康的な肌を保つための栄養バランスをよく含んでいます。
全粒穀物は透明な膜に覆われていて、その外皮は特にビタミン、ミネラル
脂肪、たんぱく質を豊富に含んでいます。これらが肌を丈夫にし、
滑らかで柔らかな状態にしてくれるのです。
しかし穀物を精白してしまうと、これらの栄養素は失われ、
肌に必要な栄養がゆき届かなくなります。
つまり外側の皮が私たちの皮膚を養っているのです。
玄米と野菜と海草の入った“粥”で美髪にも効果的なレシピです。
〔寒天〕
“天草”は寒天用の原藻を総称した名である。
加工して寒天や ところてん として利用するが、生食はしない。
ところ天は、原藻を煮溶かし、ろ過した液を箱に入れて 流し固めたもの。
角寒天は、ところ天を棒状に切り、凍結させた後に、解凍し更に乾燥させた
もの。これらの工程が自然条件の下でできる、長野県諏訪地方などが産地。
糸寒天は、寒天つきでついて、乾燥させたもの。
ミネラルや食物繊維が多く含まれる。
〔甘酒〕
ご飯やお粥に米こうじを混ぜて保温し、米のでんぷんを糖化させた、
アルコールをほとんど含まない、甘い飲み物。
昔から庶民の手づくりの甘味飲料として親しまれ、一夜酒とも呼ばれた。
アミノ酸、ビタミン など、点滴のような栄養成分が含まれており、
体力が落ちる夏場の飲み物として、江戸時代から庶民の間で
飲まれていた。
甘酒の季語は夏といわれ、体力回復に役立てていたもの。
デザートや漬物に活用方法は沢山あります。