12月度 Vege懐石
◇ 12月度 Vege懐石
〔Vegeで おせち〕 2014・11・04
元旦の朝
その家々のお雑煮とおせち料理をいただくことはとても大切なことと
思います。
一年が始まる元旦は、家族そろって新年を寿ぎたいですね。
Vege スタイルのおせち料理を紹介します。
◇今月のメニュー
【1】 炒り大豆の 茶飯
ひなびた味わいの大豆ご飯。美味しいほうじ茶を少し濃いめにいれて
炊き上げます。乾物の大豆を戻さずに作れるので便利です。
【2】 根菜の 白みそ仕立て
蒸し煮した根菜を、白みそとごまペーストのだし汁でいただく、汁ものです。
お餅を入れて、お雑煮にしてもいいですね。
【3】 根菜漬け 3種
大根のゆず醤油漬けは、箸休めによく、甘酢れんこんは、お弁当に便利。
ごぼうの味噌漬けは、温かいご飯に ぴったり。
【4】 切り昆布の 炒め煮
ミネラル豊富な切り昆布を、油で炒めて、少しこってり味の
沖縄風にしました。
【5】 里芋 焼き
ねっとり濃厚な美味しさのシンプルな里芋料理。
丸ごと皮つきで蒸し煮して、皮をむきゆずコショウとオリーブオイルで
いただきます。
【6】 もちもち豆腐の 照り焼き
よく水切りした木綿豆腐に、自然薯をすりおろして、照り焼き風にしました。
【7】 柿のマリネと 豆乳ヨーグルトチーズ風
みずみずしい柿のマリネと水切り豆腐ヨーグルトでチーズ風にしたものを
トッピング。黒コショウとオリーブオイルを回しかけていただきます。
【8】 黒豆の 寒天寄せ
黒豆の煮汁を活用した寒天寄せ。
目先が変わって、のど越しがとても美味しいデザートになります。
☆12月度 Vege懐石
「冬 至」 について
エネルギーを与えてくれる太陽が最も弱まる日。
食事や入浴で邪気を払ってきた、古くからの知恵を。
稲をはじめさまざまな自然の恵みを育んでくれる太陽。
その太陽が、姿を現す時間が一年のうちで最も短くなるのが、
この“冬 至”。
人間のエネルギーも弱まると信じられていたこの時季は、
体力の回復に向けて、太陽の“生まれ変わり”を待つ、
そんな気持ちを込めた行事が昔から行われてきた。
「そのひとつが 大師粥。いわゆる 小豆粥 ですが、
体を養ってくれる穀物を改めて口にすることで生命力を高めよう、
という思いが込められています」
また冬至といえばこれ、というほど一般家庭に浸透しているのが、
柚子湯。柑橘類のエキスが溶けだしたお湯は体を芯まで温め、
ぽかぽかに。風邪の予防策だ。
「江戸時代に、とある銭湯が始めたのが発祥。香りがよい、
と人気を呼んだようです。古くから伝わる、アロマテラピーでも
あるんですね」