12月度Vege懐石
〔お正月のご馳走〕 2019・11・02
今年のお正月のご馳走は、『郷土食』をメニューに取り入れました。
家族がそろって元旦を迎え、家族をつなぐおせちを
いただくことは、大切にしたいですね。
おせちの楽しみ方と、盛り付け方も色々。
多勢なら重箱とお鉢で。今回はお弁当にしてみました。
〔今月の メニュー〕
【1】 のっぺいの 山かけ
新潟に伝わる里芋のぬめりを生かした煮物。
古くから正月やお盆などの年中行事の際に作られていたもの。
具材はどれも小さめに切るのがポイント。
【2-1】 かき和え なます
新潟にはかき和えなますが、ごま甘酢で和えるやり方と、
酢味噌で和えるやり方と、作り方が2通りあります。
ここでは野菜を茹でて、甘酢と練りごまで仕上げます。
仏事の時は、精進料理として 欠かせない献立のひとつです。
食べる前に和えると、水っぽくなりません。
【2-2】 りんご 羹(かん)
茶色が多いお節料理の中に、りんごのきれいな色が、
華やかさを出してくれます。
かき和えなますと一緒に盛り合わせます。
【3】 ぎんなん ご飯
米にぎんなんと塩少々を入れて炊いたご飯。
ぎんなんの旨みがごはんにつやと風味を出してくれます。
【4】 いとこ 煮
小豆をやわらかく茹でてから、れんこんを加えて、
ゆっくりやわらかく煮ます。
昔は、塩で味付けしたものですが、現代は甘みを加えて
しっとりと煮た仕上がりです。
【5】 ひじき入り 飛龍頭
豆腐とおからをベースにひじきと とうもろこしを加えて
揚げた飛龍頭。甘辛たれで煮て、煮物としてもいいですね。
【6】 揚げ餅の 酒かす甘辛醤油和え
切り餅を油で揚げて、酒かすベースの甘辛味でいただきます。
お餅の食べ方として活用できます。
【7】 生麩の 味噌田楽
お餅のようなもちもち食感で、焼け目を付けたことで
ちょっぴり香ばしい生麩。
田楽味噌が合います。京都のおばんざい風な一品。